芥川龍之介の死は、当時の文壇界の域をこえ、一般市民社会にも大きなショックを与えました。各新聞が大々的にこれをとりあげ、論説欄等で様々に論じられ、時代の終焉と始まりを示す象徴的な出来事と言っても過言ではないでしょう。芥川は生涯に何度か旅に出ており、大正10年には大阪朝日新聞社の海外特派員として中国を訪れています。
昭和2年の旅は、当時の出版社である改造社が企画し、同社刊行『現代日本文學全集』宣伝のための講演旅行でした。作家の里見弴と共に5月13日上野を発ち、仙台、盛岡、函館、札幌、旭川、小樽、青森、新潟を巡り、田端の自宅に戻ったのは同月25日。かなりハードなスケジュールでしたが、講演を聞いた人たちの中には強い印象を受け記憶にとどめたた文学志望者もいました。
当ミニ展示では、この旅の行程をたどり、旭川での講演会の様子などを新聞記事を中心に、当館所蔵の芥川関連本を含めて展示紹介いたします。
主催 | 旭川文学資料館 |
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開催日 | 2022年11月01日~2023年03月31日 |
時間 | 10:00~16:00(毎週日・月曜日、祝日、年末年始) |
会場 | 旭川市常盤公園1971-5 旭川常盤館内「旭川文学資料館」 ミニ展示室 0166-22-3334 |
対象者 | 一般市民 |
申込方法 | TEL&FAX:0166-22-3334 mail:kutsuzawa@abs-tomonokai.jp |
定員 | なし(随時) |
費用 | 無料 |
詳細情報 | http://www.abs-tomonokai.jp/ |
資料ダウンロード | 資料のダウンロードはこちら(PDF) |
備考 | 文化・歴史プログラム |